コミュニティー論

『We are lonely, but not alone』

 

先日の2冊とは別に、上記の本を読んでみました。

(1冊は読破しましたが、もう1冊はツンドク行きです)

 

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現代のコミュニティー論とも言うべき一冊です。

 

先日紹介した『死ぬこと以外かすり傷』も同様の内容を含むのですが、こちらの方が理論的。

 

まあ、箕輪さんと佐渡島さんは仕事の進め方も違うようですからね、その辺は個性ということで。

 

 

 

 

インターネット上で広がるコミュニティーが現実やビジネスの中で無視できなくなってきたことを端的に指摘する本です。

 

 

 

興味のある方はぜひ。

 

 

 

猛烈な変化を見せる世の中

 

この本を一読して思ったこと。

 

それは

 

 

世の中の変化が速すぎる!

 

という事実です。

 

 

 

この本の中で言及されているオンラインサロンなんか、2年前にはほとんど影響を持っていませんでした。

 

 

なんか先進的な人たちがやってんなー、という認識の人がほとんどだったのではないでしょうか?

 

けれど、確かに今や、あちらこちらで、その存在を確認できます。

 

 

 

上の箕輪さんも佐渡島さんも、ホリエモンも、この間私が講演会を主催した西野さんもオンラインサロンを主催しています。

 

 

 

そして、出版業界のメガヒット作の多くがそのサロン発の著作物です。

 

もはやこういうのを無視することはできないですね。

 

 

 

 

そして、本の序盤でされていた指摘が鋭い。

 

 

少し長かったので、私なりに要約するとこういうこと。

 

 

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弥生期からはじまった日本の「村社会」的構造は、高度経済成長期に終わった。

 

村社会は「村八分」という言葉に表れるように「同調圧力が強い」社会だったが、その代わりに「安心・安全」があった。

 

そして、その村社会が終わると「核家族社会」が始まる。

 

核家族社会においては、自分の「安心・安全」は小さな家族の中で守られる。

 

しかし、近年、若者にとって結婚が絶対の選択肢でなくなり、その「核家族社会」すら崩壊しようとしている。

 

結局、「安心・安全」を担保するコミュニティは現実には見出しにくく、今やネットの中に存在する。

 

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そんな指摘です。

 

 

これを「そんな訳の分からない話はない」と退けることは簡単です。

 

 

まあ、そうかもしれません。

 

注目したいのは、そんな考え方は2年前や3年前には聞いたことも見たこともなかったということ。

 

ということは、5年、10年経てばこの話がもっと現実味を帯びていてもおかしくありません。

 

 

ちょっと前まで、ネットは決して「安心・安全」を提供するような場所ではありませんでした。

 

それが今や、ネットで繋がることがコミュニティーの出発点になるとは・・・。

 

 

 

 

だからMoveは

 

そんなことを踏まえても、Moveのようなリアルのコミュニティーは大切なのだろうと感じます。

 

コミュニティーはそれぞれの性格を有し、そこに所属する人に「安心・安全」を与えるのです。

 

 

 

塾というコミュニティーも同様です。

 

 

Moveの役割は常々申し上げています。

 

 

 

上を目指して勉強したい人に、その環境と指導を提供する。

 

 

 

 

だから、勉強したい人が安心と安全を感じられるコミュニティーとなるのです。

 

 

安心して勉強したい人は是非いらしてくださいね。