変化が激しい世の中
(トップ画像は「やりたい放題」で出てきた商品画像です。息子が0歳や1歳の頃に買い与えた覚えがあります。)
3日前の記事でも触れましたが、
これから世の中が変化するスピードは加速していくことが予想されます。
2020年はやはり一つの節目のようですね。
オリンピックしかり、大学入試改革しかり。
AIの台頭によっておよそ半分の職業がなくなるなんて、もう聞き飽きました。
じゃあ、子供達はどうすれば良いのか。
この設問に対して、明確に答えを示した人を私はまだ知りません。
当然です。
だって、誰にもどうなるのか読めないのですから。
正直、大人たち自身もどうなるのか読めないのではないでしょうか。
私は分かっていません。
社会の将来を予測したくて、色々と本を読んだりしていますが、ますます分からなくなります。
塾業界が20年後存続しているかどうかすら、懐疑的です。
少なくとも今のまま存続していることはあり得ないだろう、と確信しています。
一つの夢を持つことへの疑義
そんな先の読めない現代において、子どもたちに「夢を持ちないさい」と強制するのは酷というものです。
ましてや、「夢」=「なりたい職業」という構図は流石に成り立たない。
なぜなら彼らが大人になった時、その職業自体が存続しているかどうかが怪しいのですから。
よく言われるのが、タクシーの運転手さん。
自動運転とカーシェアリングが普及すれば、あの職業はなくなってしまうでしょう。
現状、それがあと何年後になるかは議論の余地はあります。
ですが、いまの子供達が30代になる20年後にどうなっているか、40代になる30年後はどうか。
今と同じように存続していると思う方が無理がありませんか?
30年の期間で考えれば、もうあらゆる職業が怪しいですね。
職業として「寿命」を迎える職業があってもおかしくありません。
そう考えると「あの職業になりなさい」とおいそれとは言えません。
(公務員ですら、絶対的安定が保証されているとは言えない)
やりたい放題
だから、私は子どもたちにこう言います。
「今なりたいものがある人は、それが実現できるように努力しよう。
ただ、その職業でずっと一生暮らすこともないだろう。
場合によって、職業そのものが消滅するということがあり得る。
よほど特殊な職業を除いて、その職業が最初のキャリアとなると考えているくらいがちょうどいい。
一方で、夢が見つからないという人も焦ることはない。
正直、別に見つからなくてもいい。
時代はどんどん変化するのだから、その変化に合わせてその都度ベストと思えるものを選べばいい。
一昔前の人生のモデルなんてだいぶなくなってきた。
その意味で、君たちはやりたい放題だ。
ただ、その都度自分で道を選び、自分のやりたいように人生を進めるためには、実力が必要だ。
実力がない人間に、やりたい放題させるほど世の中甘くない。
今努力しているのは、その実力をつけるため。
実力とは何を指すのか、という問題は当然あるが、学力も立派な実力。
全力で取り組もう。」
と、そんな話をよく子供達にしています。
コメントをお書きください