※この記事は、前のブログサービス記事をこのHPに移設した記事です。ご了承ください。
3月に実施された平成30年度広島県公立高校入試の結果が公表されました。
広島県は、この辺りの情報公開は全国でもトップクラスにクリアです。
平均点すら公表されない県もありますからね。
内申点の比重は高いけど、しっかり情報は出す。
そのあたりが嫌いになれない要因です。笑
平成30年度入試平均点
まずは平均点から見てみましょう。
1科目50点満点です。
理科と社会で20点を切っています。
特に社会が最も難しいというのは、珍しいことです。
詳しくは別記事でお伝えしますが、なかなか凝った出題形式を採用しているのが影響したのでしょうね。
注目の英語は
そして、広島高校入試最大の注目点である英語。
平均点は、こんな変化を見せました。
個人的には実に残念です。
一昨年のあれは、一体なんだったのでしょうか?
壮大な実験に失敗したということでしょうか?
ご存知ない方のために、簡単に解説をするとですね、
一昨年の英語平均点15.9点(50点満点)は全国でもぶっちぎりに難しかったのです。
100点満点に換算しても、平均31.8点でした。
中学生の中で最も学力的に充実した中3が寄ってたかって受けて、その結果でした。
それはもちろん、2020年度から始まる高大接続改革を意識した改革だったろうと思います。
英文の量も多く、内容も高度に、図表も絡めて考える問題・・・。
そう簡単には解ける問題ではありませんでした。
しかし、私は好意的に見ていたのです。
高大接続改革に向けて、そのキー科目である英語を徹底的に強化していく、その意思表示かと思っていました。
生徒・塾・学校はあの問題に耐えられるだけの学力をつけてね、そんなメッセージだとも思っていました。
だから、昨年の中3は英語を一生懸命鍛えたのに・・・。
そして、迎えた今年度入試。
あれ? 随分解きやすくなったなあ・・・と思っていたのです。
すると、まさかの5科目で最も高い平均点。
ふ〜む。
振り戻しはあるだろうと思ったけど、まさかここまでとはなあ・・・
というのが正直な感想です。
この辺りはまた、じっくり精査してご報告しますね。
過去7年間の平均点推移
しかし、そうは言っても、全体的に平均点は下がってきています。
英語だけでなく、全ての科目が全体的に難化しているのがわかりますね。
社会や国語なんて、5年前は30点を超えるのが当たり前だったのですが、今じゃ20点前後。
数学は丁度いい難易度を教育委員会が見つけたということでしょうか。22〜23点で落ち着いていますね。
一つ言えることは、単に学校のワークを覚えれば、あるいは過去問を覚えればいいなんていう時代はとっくに過ぎ去ったのです。
詳しくは広島県HPか続報を
今日は速報的にごく簡単に昨年度の公立高校入試に向けてご報告いたしました。
また、詳しい分析をここに載せていきますね。
大元の資料はこちらです。
他県の先生が羨む広島県公立高校入試の情報公開ページとはこれのことです。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/314786.pdf
私もこれからどんどん入試問題を分析したものをここに掲載していくつもりですので、乞うご期待です。
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