うちの子、家では勉強しないんです
塾の講師を始めて毎年のように何十回と聞いてきた言葉があります。
「うちの子、塾では勉強しているのでしょうけど、家では勉強しないんです」
という言葉。
1回の面談期間で必ずどなたかがおっしゃいます。
それだけ保護者の方にとってみれば切実な悩みなのでしょう。
ですが、私にはその悩みが分からない。
当たり前のことです、と申し上げるほかない。
どれくらい当たり前かと言えば、
「うちの旦那は、会社では仕事をしているのでしょうけど、家では仕事しないんです」
と同じくらい当たり前だと思っています。
というのも、家というものはそんな風にできていないのですから。
例えば一軒家を建てられた方はよくわかると思うのですが、
家を設計するときに、どうやったら子どもが集中して勉強できるか?を考えて設計をした方はまずいないでしょう。
家族がゆったりのんびり、楽しく過ごすために間取りを考えた方が圧倒的に多いでしょう。
家族が自然と集まりやすい場所はリビングと呼ばれ、その中心には高確率でテレビが見やすいように設置されていますよね。
そういう場所を準備しておいて、「子どもは自分の部屋にこもって一人で勉強をしていなさい」というのは少々酷ではないでしょうか。
家には誘惑がいっぱい。
テレビがあり、布団があり、漫画があり、ゲームがあり、しかも自分以外の家族はテレビを見ていたり、寝ていたり。
そんな環境でどうして自分だけが長時間、そして長期間勉強できるのでしょう?
もしお子さんを家でも長時間勉強させたいのであれば、誘惑がない環境を作り上げ、お母様やお父様も一緒に勉強しましょう。
いや、そんなこと言っても、難しいですよね。
正直、私も家で子どもと一緒に勉強し続ける余裕はありません。
しかし、そうであれば、こう考えられます。
持続的な長時間の学習をするための問題は、
まず第一にそんな持続的な学習を可能にする環境を手にするかどうかに左右される、
と。
事実、勉強しやすい環境を得て初めて持続的な勉強は可能になります。
そして、進学空間Moveはそんな勉強しやすい空間を提供している塾です。
Moveを自分の勉強部屋のように使って欲しいのです。
そのためのフルコース・指導時間無制限です。
私自身、自分が本気で勉強をした浪人時代や大学院生時代には、家や下宿先で一切の勉強をしませんでした。
予備校の自習室や大学の図書館・研究室など、勉強をするにふさわしい環境を整備した上で勉強したのです。
そうでないと、継続的な長時間の勉強は無理でしたから。
家では勉強できない。でも、勉強はしないといけない。
ならば、その環境を手にすることから始めよう。
習慣的に長時間勉強できる環境を手に入れ、その中で勉強を続けたらなんとでもなる。
その環境をいかに手に入れるか。
結局、問題はその1つに集約される。
すべての人が家で勉強できないかどうかは、分かりません。
少なくとも私には無理だった、というだけの話かもしれません。
だけど、そういう場所が必要な子は、沢山いるはずです。
だから、今本気で勉強がしたい生徒にそれが可能な空間をを提供したい。
Moveが「進学空間」を名乗る理由はそこにあるのです。
この記事を書いた人
進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、2018年以降は現在のTHE DOORに繋がる講演会主催活動を主催しながら、時に自身も登壇する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
コメントをお書きください