塾とLGBTs

LGBTsについて学んできた

 

最近はいろいろな方とご縁をいただき、これまでならあまり行かなかった所へ行くことが増えてきました。

 

 


先日はその中の一つ、

鶴岡そらやす先生の「レインボーかたつむり」講演会に出席してきました。

 

 

見ての通り、出席者は女性のみ。

 

上の写真の中で私が見つけられますか?笑

 

 

 

男性は私1人という状況で場違い感が大きかったのですが、この場に出席できて本当によかった。

 

 

 

 

いわゆるLGBTsについて、学んできたのです。

 

 

 

LGBTsとは、

 

L:レズビアン(女性として女性が好き)

 

G:ゲイ(男性として男性が好き)

 

B:バイセクシャル(男性も女性も好きになる)

 

T:トランスジェンダー(体と心のアイデンティティーがずれている)

 

s:どれでもない

 

のこと。

 

 

 

この話題が繊細なものだということは理解しているつもりですが、次の事実を知ってしまうと塾としてもきちんと考えなければいけないと思うに至り、ブログに書きます。

 

 

LGBTsの3つの事実

 

事実①:LGBTsは8%程度いる

 

普段あまり接することがないから、もっと少ないと思っていました。

8%なら、それは日常生活の中で、普通に接しているということ。

 

ちなみに、AB型の人は日本人の9%程度存在し、

佐藤、鈴木、高橋、田中の名字を持つ人は日本人の5%程度存在するそうです。

 

私はAB型の人に何人もあってきたことがあるし、

佐藤、鈴木、高橋、田中の名字を持つ友人も教え子も何人もいます。

 

それと同じくらいの割合でLGBTsの人に会って来たことになります。

 

ただその人たちが隠しているだけで。

こちらが気づかないだけで。

 

 

 

事実②:小学校低学年から高学年の頃に気づく

 

講師の鶴岡さんは、自分の体と心の性がずれていることに、幼稚園の頃には気づいていたそうです。

そして、多くのLGBTsの人たちは小学生のうちに気づくらしいです。

 

ということは、きっと塾生の中にも何人かはいるのでしょう。

自分が性的マイノリティーだと気づいている生徒が。

 

 

 

事実③:心と体の不一致から表面上問題となる行動を起こすことがある

 

これは鶴岡さんの実体験からですが、

 

自分が外見上女の子であっても心が男の子の場合、

赤いランドセルを持つのが嫌で、ランドセルを乱暴に扱うことがあったり、

女の子用の帽子をかぶるのが嫌で、帽子を捨ててしまうことがあったり、

何かやりたくないことがあれば、わざと忘れ物をすることがあったり、

と、自分のアイデンティティーを脅かすものには拒否反応を起こすそうです。

 

それが一見問題行動に見えることもよくある、と。

 

 

 

ここまでの話を聞いて、私は公演中に頭を抱えました。

 

 

 

 

 

↓頭を抱えている証拠写真

アライの表明

 

なぜ頭を抱えたのか?

 

 

だって、ですよ。

 

人口の8%がLGBTsの人であるということは、それに該当する人は決して特別ではなく、普通にいるということです。

それはもちろん塾生も例外ではありません。

おそらく何人かは当てはまるのでしょう。

そして、中学生ともなれば、多くの子がそれを自覚している。

思春期という多感な時期に、自分が性的マイノリティーであることに悩んだりすることは当然あるでしょう。

それが問題行動という形で表出するかもしれません。

 

 

そんな自分のアイデンティティーが揺さぶられる心理状況で、塾で勉強に集中することが果たして可能なのか?

 

自分の能力を伸ばそうなんていう心理状況になるのか?

 

 

 

 

 

私がMoveという塾で実現したいことは

 

「向上心のある子どもたち誰もが、安心して自分の能力を伸ばせる環境を提供すること」。

 

 

 

でも、そんな自分のアイデンティティーが揺さぶられる状況の中で、そう簡単に勉強に邁進できるわけがない。

 

話はそんな簡単ではない。

 

相談に乗ろうと思っても、みんなが私に打ち明けてくれる話だとも思えない。

 

いや、打ち明けてもらったとしても、塾の先生が解決できる問題とも思えない。

 

 

 

 

だから、それを率直に鶴岡先生に聞きました。

 

「一体どうしたらいいのでしょう?」

 

と。

 

 

すると、先生は一つの指針を示してくれました。

 

 

 

アライ(アライアンス)となってください

 

 

 

と。

 

 

アライアンスとは、少数派に寄り添う人のことらしいです。

 

 

 

 

それなら、大丈夫です。

 

 

 

この問題、私には実感を持って理解してあげることはできないし、

 

せっかく打ち明けてもらっても解決できないかもしれない。

 

でも、1人の人間として差別することなく、味方でいることはできます。

 

話をしてくれるなら、話を聞くことはできます。

 

性的マイノリティーではないけど、辛い状況に置かれたことは私にもあります。

 

だから、辛い状況の置かれた生徒の心境をおもんばかることはできます。

 

 

 

そのままでいいよ。

 

 

と心から思います。

 

 

このMoveという場では、そんなことを気にせずに自分の能力を伸ばすことに集中してください。

 

 

 

何かのマイノリティーとかそんなの関係なく、すべての本気で上を目指す生徒が安心して自分の能力を伸ばす場がMoveという塾です。

 

だから、安心してくださいね。

 

 

 

具体的に誰にとか全然わからないけど、それだけは伝えておこうと思います。