トップ画像は、ある生徒のUSJ土産「百味ビーンズ」。
その名の通り、様々な味のグミが入っています。
その中のいくつかが、本気で不味いジョークグッズなのですが、
美味しいものだけありがたくいただいています。笑
さて。
Moveのスタッフである杉野先生が冗談ぽく言ってきます。
「宮脇先生は本を出さないのですか?」
と。
私「????」
杉野先生「いや、いつも生徒たちに話している内容をブログに書き溜めて本にまとめればいいのにって思うのです」
私「おお、そういう方法が!」
あ、勘違いしてはダメですよ。
出版どうこうというのは、いいのです。
私が合点したのは、いつも話している内容をブログに書くという部分です。
Moveは50分授業を1日に何回も繰り返すのですが、
その冒頭で必ず私(または講師の小林)の話が5分程度入ります。
夏期講習中は、一日10回ほど生徒の前で勉強とは直接関係のない話をしています。
結構な回数ですね。
全体の連絡事項に加えて、注意事項や勉強の方法、
さらには私の人生訓やら物事の捉え方など、内容は多岐に渡っています。
ブログに書くネタが困ることも多いのですが、
結構なアウトプットを私は普段から繰り返していました。
そうだ。
その内容をブログに書きましょう。
杉野先生曰く「時にはいい話をしている」らしいので、
普段私がどんな話をしているかを知ってもらうためにも、
このブログに書き溜めていきますね。
題して「いつものこんな話」。
新シリーズの開幕です。
説明のコツ
では。
記念すべき1回目の話題は、「人に説明する時のコツ」。
休憩中に、ある生徒から
「みんなに僕の話は分かりづらいと言われます」と
相談を受けたので、
それについて全体の場でアドバイスした時の話。
以下、生徒に向けて話している形で書きますね。
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人に説明するのが上手いかそうでないかのポイントは、
パッと思いつく限りで3つある。
1つは「構成」。
もう1つは「説明の範囲」。
そして、
最後は「想像力」。
1つ目や2つ目の話もしたいけど、
時間がないので今日は3つ目の「想像力」の話。
(他の話はまた気が向いた時に書きますね)
要するに、
どこまで話をすれば相手が理解しているかを
想像することが大事なんだ。
君たちにしても、説明が下手くそだと思う人は、
相手がどれくらいの情報を持っているか
関係なしに話をしてくることが多い。
例えば、君たちの誰かが僕に
「昨日バスケットボールをしていたら、
友達が僕にぶつかってきたんですよ。
どう思います?」
と言ってきたとしよう。
これは、正直、反応に困る。
あまりにも情報が少ないからね。
その友達は一緒にバスケをしていた子なのか?
それとも、関係ない子なのか?
後ろからぶつかってきたのか?
前からぶつかってきたのか?
故意なのか? 偶然なのか?
僕としても、いきなりぶつかってきたその子を悪者にはできないので、
どう思うも何も、まず状況の確認から入ることになる。
「え〜と、そもそも、そのバスケはどこでやっていたの?」ってね。
他の例もあげてみよう。
テニス部の話をしてくれる中学生がいたとしよう。
その子が話のなかで
「サーブの時にバックラインを超えてダブルフォルトしちゃったんですよ」
という言葉を使ってきた。
テニスをしている人にとっては、十分理解できるんだけど、
全く知らない人にとっては、これだけでわけが分かんなくなる。
バックラインはなんとなく想像つくかもしれないけど、
テニスを知らない人にとって「ダブルフォルト」は難しい。
専門用語を使うときは、
それが相手に通じるかどうかは考えた方がいい。
分からない相手には
「サーブを強く打ちすぎちゃって、コートの外に外れちゃったんです」
で十分じゃないかな。
結局、相手が今どこまでの情報を持っていて、
どの情報を与えないと理解してもらえないかを
考えながら相手に説明するのが大切。
説明上手な人は、相手の立場に立って、
その人が理解するのに必要な情報を考えて与えている。
もちろん詳しく知っている相手にくどくど説明してもダメ。
同じテニス部の子にダブルフォルトの説明をしたら、逆に鬱陶しがられる。
だから、説明上手かそうでないかのポイントの一つは、
相手が持っている情報を考えることができるだけの想像力。
どこまで言えば、相手がすんなり理解してくれるか想像して話をしようということ。
初めて聞いた人は、ちょっと意外だったでしょ。
僕も初めて聞いた時は、驚いたからね。
ま、説明が下手だと言われる人は、一度考えてみてくださいね。
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昨日は、そんな話を全体に向けてしました。
おや?
書き終えてから気づきました。
この文章は、僕にとって危険なんじゃないだろうか・・・。
こんな「説明のコツ」という文章を書いて、
それが分かりづらいと感じる人がいたら、もう大問題。
どうか皆様に伝わりますように。笑
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