今回の記事は塾のことや学習のことから離れて、今日一番感じ入った話を書きます。
興味がある方は、読んでください。
とあるご縁で知り合った齢73のおじいさま。
本日、僕とZoom越しに1対1でじっくり話し合う機会をいただきました。
(その経緯はまたいつか)
その会話の中で、僕よりも30歳も年上のそのおじいさまがおっしゃるんです。
おじいさま:「僕は、周りの人を少しでも元気にして、貢献したいんだ」
素晴らしい方ですね。
純粋に周りに貢献したいとおっしゃるんです。
素直にこうありたいと思いました。
でも、僕はここで聞いたのです。
私:「でも、興味本位できかせてください。
なぜ周りに貢献したいんですか?」
もうね、質問してからしまったと思いましたよ。
「貢献したい気持ちなんて、社会的生き物である人間であれば、自然と沸き起こる欲求。
そんなの当たり前じゃないか!」
と叱られてもおかしくない質問です。
でもね、そのおじいさま、僕の質問に正面から考えてくれるんです。
おじいさま:「え〜。 う〜ん。 何でだろうなあ・・・」
その様子に、僕の方が焦りました。
そして、おじいさまが考え続け、首をひねり続けること1分。
僕が申し訳なくなって質問を取り下げようとした頃、
そのおじいさまが絞り出してくださった答えに、はッとさせられました。
「やっぱり・・・承認されたいんだろうなあ」
私:「わあぁ。。。。。」
もう最高の答えです。
大好きです。
しかも、その後も言葉をつなげてくれます。
「いやね。これまでも色々やってきて、周りの人に承認してもらったから、こうやっていられるんだろうけど、まだ物足りないんだよね。8割9割は満たされたような気がするけど、やっぱり残りの10%を満たしたいというように思うんだよなあ・・・」
いかがですか?
僕の感動が伝わるでしょうか?
マズローの五段階欲求仮説を持ち出すまでもなく、
承認欲求は心理学的に重要な気持ちです。
その一方で、
「周りに承認されたい」なんていう気持ちは、
時に卑しいものとして扱われるのも事実。
でも、
たくさんの人生経験を重ねて来られて、年齢も70を超えられた方が、それでもまだ周りに承認されたい。
そのために周りに貢献したい。
そう素朴におっしゃる姿に、僕が勇気付けられました。
もうね、
その方に比べたら、僕なんてまだまだ何も成し遂げていないに等しい。
言葉の重みが違う。
改めて思いました。
頑張ろう。
きちんと塾を通じて、生徒に、保護者の方に、そして、地域の皆様に貢献しよう。
だって、
僕も承認されたいもの。
【お友達登録はこのバナーをクリック】
地域の学習・受験情報や、Moveが手がける講演会・イベント情報をお届けします。
※塾への勧誘をLINE@で行うことは全くありませんので、ご安心ください。
コメントをお書きください
S&Mの父より (金曜日, 22 5月 2020 22:28)
おじさまの気持ち よくわかります
「承認欲求」は、ある先生のはなしでは、
「自分が生きてきた 存在の証を残すこと」
に近い様です。
社会発展が進む現在特には、
人間本能的に、自己の存在も人の記憶に
残したい様です。
ただ、なかなかそう出来ないのが実際で、
50歳を越え、確実に残りの人生が短かくなった今、
私も同様に思っていてます。
また、持論ですが、
「努力は、決して裏切らない
きっと誰か見つけ出して、評価される」
と信じで、生きています。
レガシーとまで言わなくても、
小さい社会貢献を積み上げる
子供達にそのような考え方を抱いて
成長を望んでいます!