本当の不幸

 

昨日の記事に関して、

 

「一日１０時間を何日やったら偏差値７０を超えるようになったのですか？」

 

なんて質問をいただきました。

 

 

 

まあ、ずいぶん昔のことなので、

正確に記憶していませんが、

4月に予備校に入学して1月のセンター試験まで、

ほぼ毎日です。

 

 

記憶に残っている範囲で言えば

完全に休んだのは３日だけです。

 

 

自習室が確保できなかったとかで、

１０時間に届かなかった日は何日かあると思いますが、

基本的に毎日、朝から晩まで予備校に缶詰でした。

 

 

予備校が空いていない日は図書館に通っていましたよ。

 

 

 

まあ、11月ごろには偏差値７０を超えていたので、

このことから一つのことは言えると思います。

 

 

 

浪人生といえど、

そこまでやる人は極めて少ない。

 

 

じゃないと、

相対的順位を示す偏差値がそこまで上がるわけないですからね。

 

 

 

そして、

そういう努力ができれば、

成績なんて嫌でも上がる。

 

 

 

Moveのシステムは、

その頃の体験や

大学院で研究室にこもっていた頃に

得た学習に没頭するために必要なこと、

そして、

塾講師をする中で学んできたノウハウを

つぎ込んで作っています。

 

 

 

今思えば、

あの一年はとても苦しい時間ではありましたが、

やっていて良かったとつくづく思います。

 

 

もちろん僕がやった努力が最高だったと思いません。

 

上には上がいることでしょう。

 

 

 

それでも、

 

その1年の経験がなければ、

僕は今、塾の経営者としてやっていることもなかったでしょうし、

 

 

 

そして、何より

 

 

下のような「本当の不幸」に陥らずに済んだのですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、

大学入試を迎えるまでに勉強に本気になったこともなく、

１日5時間や6時間程度の勉強で、

 

 

そんなのは到底無理だ・・・

 

 

なんて思う人がいたとしましょう。

 

 

 

もちろん全然無理じゃないことは、

Moveの生徒を始め、

めちゃくちゃたくさんの学生が

証明しています。

 

 

 

それでも、

やったことがない人はその世界を知らない。

 

 

 

 

しかし、

 

そんな人もある時目指すものができて、

本気で勉強したくなる時が来たとしましょう。

 

 

 

その時に、その人は

 

 

 

よーし、一生懸命がんばろう！

 

 

 

きっとそう思うでしょう。

 

 

 

しかし、そこで彼または彼女は気づくのです。

 

 

 

 

本気の勉強ってどうやるんだろう？

 

 

 

と。

 

 

 

これは怖いですよ。

 

 

それをやった経験も、

その上で手に入れられる成功体験もないのなら、

たとえ本気でやりたいことができたとしても、

もはや呆然と立ち尽くすしか手がないかもしれません。

 

 

あるいは、

その時になってはじめて試行錯誤を始めるかもしれませんね。

 

 

 

それでも周りに差をつけられていきます。

 

 

 

だって、そんな簡単にうまくいくわけないから。

 

 

 

 

勉強には勉強の、

努力には努力のコツがあり、

いきなりすべてがうまくいくことの方が稀です。

 

 

 

本人としては一生懸命やっているつもりでも、

その努力は実は大したことがないかもしれない。

 

 

 

そんなことさえあり得ます。

 

 

 

 

結果、

 

せっかく本気でやりたいことができたのに、

その夢をあきらめないといけなくなる。

 

 

 

そんなことになってしまったら、

それこそ、本当の不幸だと言えるでしょう。

 

 

 

中学生や高校生の現在で、

成績が伸びないとか得点が下がったとか、

もちろんそれは残念なことですが、

本当の不幸は、

それを克服するための努力をした経験がなく、

本気でやりたいことができた時に、

努力する方法を知らないということ。

 

 

 

進学空間Moveが生徒に伝えたいのは、

圧倒的努力量の上に成り立つ成功体験。

 

 

 

中学や高校の時からそれを手に入れることができれば、

それが本人の助けになると信じています。

 

 

 

 

 

 

だからね、

 

 

 

 

 

Moveの生徒の皆さん、

 

 

 

もしあなたたちにとって、

 

 

 

 

今が勝負をかける時なら、

 

 

 

 

 

一切の言い訳をせず、

 

 

 

 

 

本気でやれ。