定義は大切
定義は本当に大切です。
Moveでも、子どもたちにその大切さは何度も説くし、何度も質問します。
先日も、このような質問を持ってくる中3生がいました。
生徒:「先生、圧力ってどうやって計算するのですか?」
宮脇:「圧力って何か分かる?」
生徒:「えっと、その、決まった面積に加わる力・・・、いや、その、分かりません」
と言っているこの段階で、やはりアウトなんですね。
圧力が何かを正確に答えられないのに、圧力の計算式を覚えたところで何の意味があるのでしょう?
何か分からないものをただ公式に当てはめて答えを出したところで、そんな勉強面白い?
ちなみに、
「圧力とは1m^2(平方メートル)当たりに加わる力の大きさ」のことであり、単位はN/m^2(ニュートン毎平方メートル)です。
(パスカルPaとする教科書もあります)
この「1m^2(平方メートル)当たりに」というのを覚えておくのがポイント。
そこまではっきりと理解したのなら、計算式は簡単です。
N(ニュートン)の単位に直した力 ÷ 平方メートルの単位に直した面積
となるのですが、
それって単位【N/m^2(ニュートン毎平方メートル)】そのまんまのことだと気がつきますか?
そう、単位は計算式を表してるだけということも多い。
単位を覚えていたら、計算式なんて個別に覚えるほうが面倒くさいというものです。
定義から理解する
物事の「定義」から入るのは学習の基本です。
それが何かを正確に理解すれば、そこから色々なことが分かります。
それこそ覚える量も減らせます。
覚える量を減らしたのであれば、その分考えることに使えるじゃないですか。
世の中には様々な暗記法があります。
それこそ何一つ本質をつかない暗記法が。
それら全てを否定するわけではありませんが、あくまで補助的に使うべきです。
まずは、定義。
そこから思考をスタートさせる癖をつけるといろんなことが比較的簡単にいきますからね。
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