
最近、気になることがあります。
私たちお母さんは、子どもの人生に対して、少し責任を感じすぎているのかもしれません。
もちろん、我が子の幸せを願い、よりよい未来のために悩み、考えることは、母親として自然な愛情表現です。
でも、その想いが強すぎて、お母さん自身が苦しくなってはいけないと思うのです。
「勉強の成績が上がらない」
「学校で反抗的な態度を取る」
「友達とケンカをした」
「教室に馴染めない」
「学校に行きたくないと言い出した」
こんな出来事に直面すると、私たち母親は自分を責めがちです。
「私の育て方が悪かったのかな」
「もっと違う対応をすべきだったのでは」
でも、少し立ち止まって考えてみませんか?
子どもの人生は、子どもたち自身のものです。
私は塾で、生徒たちにこう言うことがあります。
「親のために勉強するな。親の思いに応えるために勉強するな。自分のために勉強しろ」と。
すると、子どもたちは必ず真剣な顔をして、大きく頷きます。
実は、子どもたち自身が、自分の人生に責任を持ちたがっているのです。
私たち親が過剰に心配し、責任を背負いすぎることで、かえって子どもたちの自立を妨げてしまうかもしれません。
もちろん、まだまだ危なっかしい部分はあります。
ハラハラ、ドキドキしながらの毎日かもしれません。
それでも、グッと堪えて、少し距離を置いて見守ってみませんか?
実際、適度な距離感で子どもを見守っているお母さんとお子さんを見ていると、不思議と笑顔が多いんです。
困難に直面しても、それを乗り越えようとする力強さが感じられます。
だから、お母さんたちにお伝えしたい。
自分を追い詰めすぎないでください。
子どもの成長に、そこまでの責任を感じなくていいんです。
それが、結果として子どもたちの健やかな成長につながっていくのだと、私は信じています。
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