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昔のブログを見返していたら…「息子の宿題問題」

*6年前に書いたブログを発掘しました。懐かしい…当時小学2年生だった息子は現在中学2年生になっています

 

私の家族のことで申し訳ないのですが、当時小学校2年生だった息子の話をさせてください。

 

実は、彼は学校の宿題が嫌いだったのです。

 

学校の宿題が嫌いで、夜な夜なやりたくないと泣き出していました。

決して遊びに行く前に宿題をするタイプではありませんでした。

寝るギリギリまで宿題を引っ張ります。

そしてぐずるのです。

 

勉強は嫌いじゃない、とは言っていました。

 

けれど、宿題は面倒臭いからやりたくない・・・

 

とはっきり言っていました。

 

それで毎晩のようにぐずり出します。

 

小学2年生あるあるでした。(40代ママさんたち、共感していただけますか?)

 

そんな彼に対して、私たち夫婦の意見は一致していました。

 

そんなにやりたくないなら、やらなければいいじゃん。(¬_¬)

 

ところが、誰に似たのか、それもできないそうです。

なぜなら先生に怒られるから。

小心者だったのです。

ならやればいいのに・・・、と誰も思うのですが、そうはならないのが小学2年生でした。笑

 

 

まあ、結局はきちんと(かどうかは怪しいけど)宿題をやって学校に行っていました。

 

当時は「多分、彼はこれを繰り返して小学校高学年になり、中学まで続けていくのでしょう」と心配していました。

 

 

 

ところが!驚くべき変化が…。今中学2年生になった息子は、なんと黙っていても塾で勝手に勉強するようになりました。当時の私には想像もできなかった展開です。

 

あの頃は本当に心配でした。

 

これを繰り返しているうちに、勉強そのものが面倒くさいものと認識してしまうのではないか?

 

当時は対象が宿題だけだったのが、「勉強」全般に広がるのではと懸念していました。

 

あ、学校批判ではないですよ。

息子の担任の先生はきちんとされた方で、安心して息子を預けさせてもらっていました。

 

ただ勉強ってもっと楽しいもののはずです。

 

あんな泣きながらやるものではないはずです。

 

小学生の時にこんな経験を繰り返している子が、勉強を楽しいものと認識するはずがない。

 

小2の頃の兆候から予想していたのとは全く違う方向に成長してくれました。どこでどう変わったのか…親として嬉しい誤算です。

 

なるほど。

 

中学生で勉強にやたら消極的な子は小学校の時にこんな経験をしてきたんですね。

 

家庭の中で実際を見て、得心しました。

 

う〜ん。

これは誰も幸せにならないですね。

塾の先生の家でこれなのですから、普通のご家庭ではどうなっているのでしょう?

それとも意外に、みんな素直にやっているのでしょうか?

 

(追記:あれから6年、多くの保護者様とお話しする中で、この「宿題問題」は本当に万国共通だと実感しています。特に小学生のお母さま方、無理に詰め込むより、少しずつ習慣づけることが大事かもしれませんね。そして、うちの息子のように、案外子どもは成長とともに変わるものだということも覚えておいてください)

 

なにはともあれ、これだけははっきりと申し上げておきます。

 

知的好奇心を満たすこと、

これ自体は大変楽しい。

 

それは決して変わらない私の学習観です。

 

塾生のみんなにも、息子にもきちんと伝えていきたいと思います。

 

息子は今、中学2年生になり、驚くべきことに黙っていても塾で勝手に勉強しています。あの「宿題嫌い」の小学生が、どうしてこう変わったのか…子どもの成長って本当に予測不能で面白いものですね。

 

ということで、子育ては長い目で見ましょう!