ブラックなつぶやき
ハロウィーンが近いことにちなんで、
今日は少しブラックなテイストで毒を吐こうかと思います。
ブラック宮脇の降臨です。
少し思うところがあって、こんな書き方をします。
個別演習塾であるMoveについて、時々こんな声が聞こえてきます。
「自分でやるよりも、先生が教えてくれた方ができるようになるのではないでしょうか?」
とか、
「ただ自分で勉強するだけなら、家でもできます」
とか。
要するに、個別演習なんて意味ないよ、という批判です。
それに対して、本気でこう思うのです。
僕にしてはちょっと汚い言葉でお返しします。
ふん。
本当にそう思うならやってみろ。
できるわけがない。
どのレベルの話してんの?
勉強なめんな。
表面的に宿題を済ませる生活をするだけなら、そりゃあ、家でも一人でできるでしょうね。
でも、誰がそのレベルの話をしているのでしょう?
毎日少なくとも3時間、塾にいるのと同じように勉強に集中することを、1ヶ月でも続けることができる人が一体世の中にどれくらいいるのでしょう?
勉強が分からなくて、考えても考えても分からず、覚えようと思っても、どうしても覚えられない。
その苦しみを一人で乗り越えることができる中学生は、どれほどいるのでしょう?
先生が展開してくれる懇切丁寧な授業を聞いて分かったつもりになって、いざ問題を解いたら途端にできなくなるその苦しみを、たった一人で乗り超え続ける勇気を持てる人がどれほどいるのでしょう?
そんな孤独に耐え続け、それでも歯を食いしばって乗り越え続ける公立中学生は一体どれほどいるのでしょう?
彼らが真に必要としているのは、その手順をショートカットさせることではなく、その苦しさを乗り越えさせてくれる環境です。
懇切丁寧な授業ではありません。
上のようなことを言う人は、勉強の本当の苦しさを知らない人だと思っています。
もしくは、僕が人生の中で、それこそ大学院の博士課程後期の研究者コース時代を通じても出会ったことがない天才のどちらかですね。
後者であれば、何も言うことはありません。
ですが、僕は出会ったことがない。
勉強に真摯に向き合うことは、時に喜びを伴うけれど、やはり多くは苦しい時間を過ごします。
Moveの個別演習授業が目指しているのは、上のような、勉強の苦しみを少しでも和らげ、場の力や仲間の存在により、「持続的に勉強に没頭する環境」を提供することです。
そうやって勉強の楽しさを真に見出していくことのできる環境を提供することです。
手前味噌ですが、Moveに在籍している生徒の中には、偏差値が10以上上がる生徒も珍しくありません。
そうした子は、結局、上で言うような「勉強に没頭する」習慣が身についた生徒です。
うちの子はなかなか・・・、と思う保護者の方もいらっしゃるでしょうけれど、これ自体が本当に難しいことです。
そう簡単にできることではありません。
けれど、焦らず待っていると、気がついたら子供たちが自走していく姿を僕は何度も目にしています。
その時には学力だけでなく、人間的にも大きく成長しています。
そうした姿を見るのが塾の先生の喜びです。
信じて待つ。
これが僕ら大人ができることだと思っていますよ。
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