現在9名(実質10名)
まずいつも通りお知らせです。
10月17日(日)は年に1度の脳内視力簡易検査会です。
・本を読むのが辛い
・集中力が続かない
・目が痛くなる
・肩が凝りやすい
・偏頭痛がする
その原因はこの脳内視力にあるかも知れません。
15名限定で募集している脳内視力簡易検査会は、
現在変わらず9名です。
ありがとうございます。
あと実質5名です。
全ての人に必要なものとは全然考えていませんが、辛い思いをしている人は本当に辛いはずです。
そんな方が一人でも楽になることを願っています。
気になる方は、下のバナーからお願いします。
難しくなった中学英語で、教える側が気をつけること
さて、ここからが本題。
「英語が難しくなったからと言って、今までと同じ教え方を1.5倍速でやったらダメだよね」というお話です。
冒頭で結論を言うこの文章構成、楽すぎて多用してしまいそうです。
多くの方がご存知だと思いますが、今年の春から教科書の大改訂が行われ、中学生の英語が大変難しくなりました。
中3に現在完了進行形が出てきたり、仮定法が高校が
から降りてきたりと、生徒も先生も大変です。
中1に関しては、もうこの時期に過去形を習っています。
例年であれば、中1の終わり頃から中2の頭にかけて習っていたのですけどね。
不規則変化動詞もバンバン出てきます。
この時期の中1の英語教科書に、runという英単語が「経営する」という他動詞で使われていたのを見た時は、もう笑うしかなかったです。
そのすぐ前で「走る」という意味での自動詞runを取り扱っていたんですから。
あ、勘違いしないでください。
僕はこの英語の難化には賛成なのです。
Moveの生徒の様子を見ていても、難しくなったから英語が苦手になったという子はいないように思います。
(全員の英語が高いレベルにあるという意味ではありません)
ただ、もちろん僕ら教える側は気をつけなくてはいけないことはあります。
英語を教える際に気をつけること
質も量もこれまでとは段違いに負担が増えた英語において、僕ら教える側が気をつけなくてはならないこと。
それは、
英語を英語の理屈で教えること。
別の言い方をすると、
中学英語教育にはびこる「テストで得点を取るためのテクニックや嘘」を極力排除すること。
これを読んでいる大人の方達には覚えがありませんか?
中学校で習ったことが、より高度な英語を学習する段階で「実はあれは嘘だった」なんていうことが。
例えば、
「someは肯定文で使い、anyは否定文・疑問文で使う」
という伝統的な教え方がありますよね。
あれも正確には嘘を含んでいます。
ちょっと英語学習を進めていくと、anyを使った肯定文なんていくらでも出てきます。
someを疑問文で使うこともありますよね。
「教えてもらったことと違う!」と混乱すること必定です。
だから、「someは肯定文で使い、anyは否定文・疑問文で使う」なんて教えてはいけないのです。
someとanyは、厳密に対の関係にあるわけではありません。
そんな教え方をしてしまうと、結局生徒たちはもう一度理解し直さないといけません。
そんな二度手間をかけている暇はないのです。
他にもたくさんありますよ。
「whenとifの後ろの文(節)は、未来のことであっても現在形」
という文法がありますが、あれもそもそもwillが「未来を表す」というある種の嘘を含んだ表現をするから、「そういうものなんだ。とにかく覚えろー」という恐ろしい教え方になります。
「willは正確には話し手の現在の意思や推量を表す」と伝えておいたら、それでおしまいです。
そう理解していたら、そりゃあ、「whenとifの後ろの文(節)は、未来のことであっても現在形」でしょう。
意思や推量を表していないんだから。
関係代名詞も「意味がないから訳さなくていいよ」なんて伝えてはいけません。
ないわけないでしょう。
それは、日本語にする時に「訳さない方が綺麗な日本語にしやすい」というだけです。
きちんと意味があるし、そのニュアンスを理解することが関係代名詞を理解する上でとても大切。
日本語訳を作る時も、
「主語を訳して、残りは後ろから訳していくと日本語になるよ」なんて絶対伝えてはいけません。
そんな教え方をしてしまうと、英語を英語として理解することが遅れていきます。
英語は前から、つまり語順通りに理解していくのが鉄則です。
それはもう中1から癖づけたほうがいい。
そんなテストで得点を取るためのテクニックを教えて、英語を英語として理解することを後回しにすると、結果として子ども達の負担が増します。
そんなことをしている暇はないのです。
今までもそのつもりでしたが、今年はさらに内容を厳選し、より本質的なことだけを伝えるようにしています。
だって、定期テストで得点を取ることが最終目標じゃないんですから。
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