今日は、心理学のお話から最終的に合宿へのお誘いに華麗に着地します。
最後までお付き合いください。
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実は、ここ数ヶ月、
「コーチング」を学んでいます。
「クライアントの本当に望むことや願いを自分で気づいてもらい、行動に落とし込む」というアレです。
その中に心理学の講義がありました。
先日ご紹介した
「ラブ(愛)ベースのモチベーション」と
「フィア(怖れ)ベースのモチベーション」の話も
ここで学んだことです。
※なんの話?という方はこちらのブログを先に読んでください
ラブベースのモチベーションとは、
自分のやりたいことに向けて「〜したい」という気持ちから、
ワクワク感を伴う動機のあり方であり、
フィアベースのモチベーションとは、
自分が達成しなくてはいけないことに向けて「〜すべき」という気持ちから、
苦しさを伴う動機のあり方
と理解しておけば良さそうです。
「〇〇大学に進んであんなことやこんなことがしたい」はラブベースのモチベーションと言えますが、
「あんなことやこんなことをするためには、〇〇大学に合格しなければならない」はフィアベースのモチベーションです。
ラブベースのモチベーションだけで構成されているのが理想的な気もしますが、現実には両方必要でしょう。
特に勉強については、
多くの場合、フィアベースからなっているのが、
実際のところ。
それを踏まえ、
両者の特徴を整理した以下の表をご覧ください。
<モチベーションの二種類>
ラブベースの モチベーション |
フィアベースの モチベーション |
〜したい |
〜すべき 〜しなければならない |
楽しい | 辛い・苦しい |
達成感はある | 達成感はある |
幸せ感はある | 幸せ感はない |
結果は永続的 |
結果は非永続的 →やりすぎると燃え尽きる |
ラブベースのモチベーションは、だいたい想像がつく通りですね。
楽しくて、達成感もあるし、幸せにも感じ、しかも結果は永続的です。
全てがプラスの影響を生むようです。
興味深いのがフィアベース。
辛いし、苦しいし、幸せ感はない。
しかし、目標を成し遂げると、そこに達成感を感じる。
その一方で効果は非永続的で、やりすぎると燃え尽きる。
この表を見たとき、愕然としました。
これは・・・
まるで・・・
高校入試が終わって志望校に合格した途端やる気をなくして、
合格しない方がよかったかもしれないと思うような成績の下がり方をする子じゃないか。
あるいは、
大学に合格したはいいけど、
「これまで頑張った。もうしばらく勉強なんかしない」などと決めて、
在学中に麻雀やパチンコにハマって
結局大学を中退していった同級生や後輩たちみたいじゃないか。
さらに言えば、
せっかく希望の職種に就職したのに、
「こんなことがやりたかったんだっけ?」などと
今更なことを言い出して、
結局早々に離職する多くの大人たちみたいじゃないか。
そう思ったのです。
これを読んでいる大人の方は、
どこかでそんな経験がありませんか?
私自身に当てはめて考えても、
思い当たることが多々あります。
もし上のような状況に陥る原因が、
フィアベースのモチベーションだとすれば、
これはきちんと考えなくてはいけない問題でしょう。
フィアベースをラブベースに
ここで、子どもたちに目を向けます。
今、勉強を頑張っている子どもたちの中には、
フィアベースのモチベーションで頑張っている子が多いと思われます。
いや、ほとんどがそうだと言えるでしょう。
きちんと勉強しないと
将来ろくな大人にならない、という恐れから
勉強している子。
そんな彼らには、
一人の大人として、以下のように願います。
フィアベースを完全に取り去ることはできないにしても、
ラブベースのモチベーションの中で、
より楽しみながら勉強してほしい。
つまり、
将来に向けて、ワクワクした気持ちで、
幸せ感を持って邁進してほしい。
そして、
高校入試や大学入試を通過した後も、
自分のワクワクに従って、どんどん能力を伸ばし、
自分のやりたいことが実現できるように努力を継続してほしい。
そんな願いです。
しかし、
そんなことを言うだけで、
生徒たちが「なるほど〜」とラブベースに変わるわけない、
とも思います。
「将来の夢を持ちましょう」などと言っても
予想される今後の日本経済の推移や将来の人口構成、
変化の激しすぎる流れを考えれば、
そう簡単にラブベースのモチベーションを保つことはできないでしょう。
そんなことが簡単じゃないから、
結局、多くの大人たちが
「勉強しなかったら大人になった時に、困るんだぞ!」とか、
「学歴と年収は比例するからな。将来苦労したくなかったら勉強しろ」
と、完全にフィアベースのモチベーションを植え付けようとする。
強すぎるフィアベースのモチベーションは、
将来の挫折の危険性を上げるにも関わらず、です。
しかも、私を含めた塾講師の多くもそれに加担してきたと言えます。
#反省すべきところは反省しなくては
では、どうしたらいいのか?
将来に向けて、ラブベースのモチベーションを持って学習に取り組むためには、僕らは何をしてあげられるのだろう?
探せば、多くの方法があるだろうと思います。
しかし、確定的な方法を私は知りません。
とは言え、分からないからと言って
手をこまねいている訳にもいきません。
そこで、
私が現在取り組んでいるのは、
実際にワクワクしたモチベーションで、
社会の最前線で活躍している大人たちに直接会わせること。
新しい大人たちに出会うことは、
彼らを視野を広げ、知らなかった世界を垣間見せてくれる。
成功者と呼ばれる人たちに会うと、
自分にはない発想に触れて、
驚きを受けることがある。
自分の知らない世界や考え方に触れて、
自分だったらどうしたいか、
そんなことに思いを馳せてほしい。
そのワクワク感の中で勉強が必要なら、
Moveが勉強する場所を提供しますよ
その時は、めっちゃ楽しく勉強しよう。
もちろん
こんなことはそう簡単にいきません。
だから、多少大掛かりでも、準備をして仕掛けるのです。
下記のような合宿を。
現在、申し込み生徒25名。(見込み含む)
まだまだお待ちしています。
Move生であってもそうでなくても大歓迎です!
楽しい合宿にしましょう!
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