勉強した方がいい理由 その2

今日は、先日からシリーズ化しだした「勉強した方がいい理由 その2」です。

 

真正面から勉強そのものの効能を綴っていきます。

  

テストの得点を取ったほうがいい理由ではありません。

それは勉強の本質とは異なります。

純粋に「頭の中に知識を貯め、思考力をあげた方がいい理由」です。

 

まだ第2回なので「そもそも論」が続きますが、お付き合いください。

 

世の中の事象について考えることができる

 

前回、「勉強した方がいい理由 その1」で、

「世の中の解像度が上がる」とお伝えしました。

 

知らないことについては、存在も認識できないし、

もちろん理解することもできません。

 

 

しかし、

ものごとについて解像度高く知り、理解していることについては、

それについて「考えることができる」のです。

 

それが勉強をした方がいい理由の2番目です。

 

 

 

 

 

例えば、

 

小学生の皆さんは、

内閣総理大臣と大統領の違いについて知らない人がほとんどでしょう。

(公民は小学6年生と中学3年生で取り扱います)

 

それまでは、国会や内閣について聞いたことがあっても、

アメリカは大統領で

日本は内閣総理大臣だという違いを意識したこともないでしょう。

 

でも、

それを知っていたら、

日本の総理大臣がこんなにもコロコロ変わる理由について

考えをめぐらすことが可能になります。

(菅さんは1年くらいしか総理大臣でいられなかったですね)

 

ひょっとすると、

「内閣制度なんかやめて日本も大統領制にすればいい!

こんなにもコロコロ政府のトップが変わるなんて日本の恥だ!」

なんて思うかもしれませんね。

 

しかし、

それを許さない歴史が日本にはあるのです。

 

太平洋戦争で日本がアメリカに負けて、

アメリカ主導で日本国憲法ができた時、

アメリカが意識したのは、

「強すぎる権力を日本の中に生まないような仕組みづくり」でした。

 

そのために、現在の日本は大統領制ではなく内閣制度なのであり、

今でも強い権力ができることに抵抗感を示す人は

日本人の中にも多いのです。

 

だったら、どうしたらいいのでしょう?

 

その糸口をたくさんの人が探していますが、

これだけの情報では、これ以上は考えることはできません。

 

この問題を解決しようとするには、もっと多くの知識が必要です。

 

もっともっと歴史や政治について詳しく知り、

世界情勢についても理解した方がいいでしょうね。

おそらく

経済の問題も絡んでくるでしょう。

 

幅広く深い知識を総動員して考えられるようにしてください。

 

その時、あなたはきっと「政治の専門家」として

世の中になくてはならない人になっているはずです。

 

 

もちろん、これはただの一例です。

 

これと同様のことが、

世の中のありとあらゆるジャンルで起きています。

 

そして、それぞれのジャンルに専門家がいて、

それぞれの分野について考えています。

 

 

あなたが勉強を頑張ったその先には、

あなたの得意分野で誰よりも深く

物事を考えることができるようになっているはずです。

 

世の中は、そういう人を必要としています。

 

もちろん専門分野以外でも自分の意見を言えるようになると、

さらにみんなはあなたを必要とします。

 

このように

広く深く勉強を続けていくと、

世界の解像度が上がり、

それについて考えることができるようなります。

 

知識が広く深くあれば、

より広く深く考えることができるようになります。

 

まだまだ2つ目で、

そもそもの話しかしていませんが、

勉強した方がいい理由としては十分じゃないですか?