「小冊子(kidle本)への道」
先日から書き出している「本気のチラシ」に入れる予定の原稿。
「本気のチラシ」というのもなんかネーミングがイマイチですので、これからは「小冊子への道」と題名をつけて書いていきますね。
小冊子にするのか、kindle本にするのか、その辺はまた考えるとして、下書きを兼ねてこのブログに書いています。
イメージしているのは、三章立ての本。
第一章 勉強する意味やモチベーションに関する章
第二章 勉強の方法に関する章
第三章 受験への取り組み方やその注意点に関する章
これは、以前紹介した塾さんが作成した本の章立てをパクりました。
(実際はもっと素敵なネーミングがされています)
とりあえず真似て、やってみる。
「考えるのはやりながら」というのは常道ですね。
今日は、第一章「勉強する意味」に入る予定の文章です。
まずは書いてみます。
ギャップ
君は、どんな人が魅力的に思えるだろうか。
優しい人。
人を楽しませる人。
強い人。
賢い人。
かっこいい人。
きれいな人。
何かに挑戦している人。
何かを成し遂げた人。
もちろん答えは一つじゃないし、人それぞれだ。
だけど、その「魅力的な人」の項目の中に、
「アウトプットとインプットのギャップの大きい人」
というのも入れて欲しいな。
アウトプットというのは、頭にあるものを声に出したり、文章に書いたりして表現すること。
インプットというのは情報を頭の中に入れることで、本を読んだり、体験したり、勉強したりと色々な行動がこれに含まれる。
そして、アウトプットしている量以上にインプットしている人は、本当に魅力的だ。
そのギャップが大きければ大きいほど、魅力的に感じる。
一つの発言の裏側に隠れている膨大な情報や体験の大きさが、その人を魅力的にしている。
ここに、同じことを話しているAさんとBさんがいたとしよう。
Aさんは、自分が持っている1000ある知識の1つを話しているに過ぎない。
話し方にも余裕があるし、何を質問されても淀みなく答えてくれる。
一方で、Bさんは10しかない知識のうちの1つを一生懸命に話している。
どこかたどたどしい話し方だし、時々話の整合性がとれていなかったりする。
二人は同じことを話しているのだけど、聞いている方としては不思議なことに、Aさんの話の裏に膨大な知識が隠れていることを感じ取ってしまう。
そして、自然とAさんの話を信頼するし、魅力を感じてしまう。
そんな経験はないだろうか。
僕は大人になってそういう魅力的な人をたくさん知っている。
もう一つ別の例え話をしよう。
君は水圧の実験を知っているかな。
容器に水が入っていて、容器に同じ大きさの穴をいくつか開けると、下の穴から出る水の方が遠くまで飛ぶという実験だ。
これは水圧の実験なんだけど、容器の中に水がたくさん入っていればいるほど、遠くまで鋭く水が飛ぶということも示している。
どこか上の話に似てると思わないかな。
そう。
頭の中にたくさんの知識や情報が入っていれば、言葉として伝える情報は、自然と説得力をもちたくさんの人に届くということでもある。
だから、頭の中に「水」はたくさん入れた方がいい。
たくさん「水」を入れて、「情報の水源」をそれこそダムくらいまで貯めることができたら、それは君の魅力になる。
ほら。
これだけ溜まった水だと、その雄大さに圧倒されるだろう。
そして、ひとたびそれを「放流」すれば、とんでもない勢いで多くの人に届く。
結局、君たちが毎日コツコツしている勉強は、君たちを魅力的にしているんだ。
そんな事実を知って欲しい。
だから、もっと堂々と勉強しよう。
君たちが、将来、発言や表現の裏側にたくさんの「水源」を抱える魅力的な人になることを願っているよ。
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