漫画から学べることも多い。
そう思いませんか?
日本の歴史、世界の歴史、中国の歴史・・・。
歴史学習においては、当時の状況を視覚的に再現しイメージをつくるという意味で、漫画が最強のツールなんじゃないかと思っています。
学研の「日本の歴史」あたりはもう必読書と言えそうです。小学生の間には読んでおきたいですね。
最近の作品で僕が好きなのは、古代ヨーロッパを舞台にした作品『ヒストリエ』。
あの『寄生獣』の作者による作品で、古代ギリシアの様子を知るにはうってつけ。
私自身の経験で言えば、小学校時代に読んだ横山光輝『三国志』が歴史に興味を持つきっかけであり、そこから『史記』『水滸伝』に波及し、小説も全巻読破しました。
中国史関連でいえば、最近話題の『キングダム』は、秦の始皇帝・政を英雄として描く作者の視点に驚きましたね。
ちょっとエンタメ要素が強いですが、歴史を知った上で読むとさらに面白いですよ。
なお、Moveにはマンガ三国志60巻が全部揃っていて、生徒の中には休憩中に2回読破した上に、これまた塾にある小説版吉川『三国志』を読みだした中学生がいます。
え〜、塾でそんなことやっていて大丈夫?
と言う方もいらっしゃるでしょうけど、こうしたことを続けていくと、高校の漢文なんて人の半分以下の勉強量で済むでしょう。
だって、知っているから。
その世界観も、独特の言い回しも、エピソードも。
同時に学習を進めていけば、白文を見ただけで大体の意味がわかったりするようになります。
私がそうでした。
その能力が身につくのですから、塾の中でマンガを読んだり、小説を読むことは、時間対効果の非常に高い方策です。
教科書だけで学ぶなんて、むしろ非効率的すぎてやってらんないです。
また、もはや啓発本じゃないか、という内容の本も増えてきました。
少し前に流行った『ドラゴン桜』を描いた作者の『エンゼルバンク』や『インベスターZ』あたりはかなり面白い。
あそこに書いてあることが、漫画の中の絵空事ではなく、少しでも自分の現実として感じることができるのなら、嬉しいですね。
ちなみに『エンゼルバンク』は、社会人版ドラゴン桜とも言われ、大人の転職をメインテーマに据え「働くとは?」を読者に問うストーリーであり、
『インベスターZ』は、中学生が何億という投資を手がけるというぶっ飛んだ設定ですが、内容はビジネス書籍に近く、日本経済全体やその歴史、具体的な企業の姿を学べる内容となっています。
たとえ直接テストに関係がなくても、こうした漫画からイメージをつかんでいるだけで、勉強の助けになることはあります。
どうぞこうした本も読んでみて、「前提」を積み重ねてくださいね。
あ、例によって上で挙げたいくつかの漫画は塾にありますよ。
興味ある塾生はぜひ読んでみてください。
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茂木 (火曜日, 29 9月 2020 07:58)
宮脇先生おはようございます。ドラゴン桜、インベスターZなどは内容も濃くて楽しく読んでいます。塾で漫画と言う話は初めて聞きましたが、変な先入観が私の頭の中にあるんですね!?