脳内視力検査会終了
昨日10月17日に、連日お知らせしていた脳内視力(視覚認知視機能)簡易検査会が終了しました。
定員15名のところ、最終的に19名の方が検査を受けてくれました。
ありがとうございました。
案の定と言っていいでしょうか、来場された多くの方が脳内視力に課題を抱えていることが判明。
やはり、この話を聞いて「自分がそうかも?」と思い当たる人は高確率で当てはまるみたいです。
メガネを作るかどうかは別にしても、自分の状態を把握するだけで、心持ちが違いますね。
この検査会は今年で3年目ですが、それでもこれだけの人が来てくれるということは、困っている人は結構多いということなのでしょう。
僕の願いはこれで困っている人が一人でも多く楽になってくれること。
1年に1回は開いていきますからね。
<下は脳内視力検査会の様子。検査の様子の写真モデルはあるお母さんにお願いしました。>
本文を読み飛ばすのは、集中力のせい?
そして、このタイミングで、ある塾の先生がネット上に載せている文章が目に入ってきました。
「本文や設問を読み飛ばす生徒は一体なんなんでしょうか?
口酸っぱく本文を読め、設問を理解しろと言っているのに、ちっとも読もうとしないか、読んだつもりになっている。
やる気も集中力もない」
というような内容でした。
一読して、
かわいそうに・・・
と思いました。
その状態の生徒を「やる気」や「集中力」の問題で片付けてしまうのは、塾講師側が想像力に乏しいと言わざるを得ないです。
その子が本文や設問を読み飛ばさざるを得ない状況にあると考えてほしい。
病気と言えないまでも、まさにその部分に課題を抱えている子である可能性があるのです。
今回の脳内視力でも、保護者の方の言葉にありました。
「うちの子供は学校のノートを写しているときでも、行の上に①、②・・・と番号をふらないと目線を動かした時にどこを見ていたか分からなくなると言っています」
と。
それが「脳内視力(視覚認知視機能)」に課題を抱える子の状態なのです
そういう状態の子に、「本文読め! やる気出せ! 集中しろ!」なんて、口が裂けても言えない。
少しでも労力をかけずに勉強ができるように、その具体的方法を一緒に考えていくのが教育に携わるものの責務でしょうに。
その一つとして、僕は脳内視力検査会を開いて、視覚視機能を補完するメガネを紹介させてもらっています。
もちろん解決方法は、メガネだけじゃないでしょう。
その子の状態をきちんと理解して、その子にあった解決方法を模索していきたいものです。
コメントをお書きください