勉強をする意味 1/20

それでは今日から初めていきます。

勉強する理由を20個語るシリーズ。

 

すでに手元の資料には20個の勉強した方がいい理由を書き出しているのですが、

こうやってブログに書いているうちに変わってくるかもしれませんので、

慎重を期して一つずつ勿体ぶっていきます。

 

 

 

そうそう。

 

その前提として、

テストで得点を取るためだけの勉強を

ここでは勉強と呼びません。

 

テストで得点を取らないといけない理由は、

ただシステム的にそうなっているからだけです。

 

自分の希望の学校や何やらに進むために

テストでその学力を達しているかどうかをチェックするシステムが

日本全国で構築されており、

それを突破しないとシステム的にその進路に進めなくなっています。

 

勉強する側の人間としては自らの希望を叶えるために

そのシステムを突破するだけの学力を貯めなくてはいけません。

 

ただその際に、

そのシステムが組まれている大元の意義について

きちんと理解しておいた方がいいわけですね。

 

つまり、

テストで得点を取るための勉強を通じて、

自らの学力を高めておいたおいた方がいい理由を

きちんと知っておいた方がいいのです。

 

これからその理由を20個にしてお伝えしていきますからね。

 

 

理由その1 世界の解像度が上がる

 

勉強をした方がいい理由その1として挙げたいのが、これ。

 

「世界の解像度が上がる」

 

 

後にお伝えする19個の理由も、

捉え方によってはここからの派生と言えます。

 

 

基本的に、

教科書に書いてあることの全ては、

何百年、何千年に渡る

私たちの祖先が膨大な研鑽の上に

見出した事実(と思われるもの)です。

 

それらは全て大元から辿れば、

「この世とはなんだろう?」という

哲学的な疑問に答えるために見い出された学説であり、

研究成果です。

 

それを体系立ててまとめたものが教科書であり、

その中には「この世とは何か?」という疑問に答えるための

ヒントが満載なのです。

 

教科書というのはよく蔑ろにされがちですが、

その意味で、本当によくできた参考書なのですよ。

 

そして、それらを順を追って学んでいくようにプログラムされたのが

小学校から大学までの教育課程です。

(大学の役割は少し異なるかもしれませんが)

 

その中で学習内容を順にマスターしていくと、

私たちが3歳や4歳に感じていた疑問の一端が

徐々に解明されていくはずです。

 

 

どうして昼と夜があるんだろう?

どうしてこの人は怒っているんだろう?

どうしてお金ってあるんだろう?

どうして7×3=21なんだろう?

 

 

みんなにも経験があるでしょう。

 

学校で学んでいくうちに

小さい頃に抱いていた疑問が解明された経験が。

 

もちろん全ての疑問に答えてはくれないし、

まだまだ分かっていないことも多い。

 

ですが、

学校で学んだことの多くは

私たちが小さい頃に不思議に思ったことを

間違いなく解明してくれてきたはずです。

 

 

 

また、

私たちは知らないことは認識できない。

 

学ぶことで存在を知ったからこそ

認識できるようになったことも多いはず。

 

例えば、

アメリカという国の存在を知って初めて、

アメリカと日本の違いを考えることができるようになります。

 

そもそもアメリカという国を知らないのに、

その違いを知ることは不可能です。

 

 

そうやって

知識を獲得することによって

 

頭の中の世界が形作られていくのです。

 

知識が深く膨大になればなるほど、

その頭の中の世界はよりはっきりと広くなります。

 

 

それが勉強するっていうことなのです。

 

 

テストの得点を取ることが勉強ではありません。

 

そのためも正直あるでしょうけれど、

勉強を通じて世界の形を捉えていく。

 

 

これが私がまずお伝えしたい勉強をする意味のその1であり、

全ての出発点なのです。

 

ぜひテストの得点だけにとらわれるのではなくて、

その中身を味わってくださいね。