あと4日で脳内視力検査回
まずいつも通りお知らせです。
10月17日(日)は年に1度の脳内視力簡易検査会です。
・本を読むのが辛い
・集中力が続かない
・目が痛くなる
・肩が凝りやすい
・偏頭痛がする
その原因はこの脳内視力にあるかも知れません。
15名限定で募集している脳内視力簡易検査会は、
現在14名。
残席1名のままです。
もし出席したいという方がいらしたら、まだ間に合います。
全ての人に必要なものとは全然考えていませんが、辛い思いをしている人は本当に辛いはずです。
そんな方が一人でも楽になることを願っています。
気になる方は、下のバナーからお願いします。
通知表と3観点評価
さて、ここからが本題です。
Moveがある広島市安佐南区は二学期制であり、この時期に前期の成績表が返ってきます。
10月13日の現在では、すでに通知表を配り終わった学校もあれば、来週渡される学校もあります。
(なぜこんなに各学校で対応が違うのかはわかりません)
そして、この通知表に関して中学校では今年から変更されている点があることをご存知でしょうか?
実は、各教科の評価観点が4つから3つに変わっているのです。
これを、3観点評価と言います。
実際の成績表を見てみましょう。
(せっかくなのでオール5の生徒の通知表を許可を取って拝借)
なるほど、各科目の「評価の観点」が3つになっていますね。
以前までは4つでした。
この点について、文部科学省のHPから資料を探すと、平成元年「地方協議会等説明資料」のPDFを発見しました。
こちらです。
https://www.mext.go.jp/content/20202012-mxt_kyoiku01-100002605_1.pdf
結局、簡単に言えば、
いわゆる「新しい学力観」にしたがい、評価観点も3つに整理したのです。
わかりやすくなっていいですね。
このリーフレットの内容を事細かにみていくと面白いことがたくさん書いてあるのですが、それは次回以降に回しますね。
今日は、この3観点評価について、ある教材会社の方から聞いた噂を検証したいと思います。
(教材会社の方は、各塾を巡るので塾屋さんにとっての情報屋の側面を持ちます)
3観点評価で評定が厳しくなった?
教材会社さんが教えてくれた噂、
それは、
「3観点評価の導入で、評定が厳しくなった」
というものです。
どこぞの地域では、まことしやかにそんな噂が出てきたそうです。
僕は、最初懐疑的でした。
「そんなわけがあるわけない。
現に、うちの塾生はオール5やそれに準じる通知表を持って返ってきている。
むしろ、評定が甘くなったんじゃないかとすら感じる。
そんなの、その塾さんでイマイチな生徒が多かっただけじゃない?」
そう思っていました。
ですが、
そのタイミングで、ある生徒がこんな通知表を持って返ってきてくれました。
この生徒も優秀な生徒で、ほぼオール5。
唯一美術だけが4でした。
しかし、
美術の定期テストの得点は95点。
しかも、3つの評定もオールA。
それでも、美術の評定は「4」。
「はは〜ん、これか〜」と思いました。
なるほど、こうやって見れば、
一体どうして4なんだ?
という疑問が浮かんでくるのも仕方ないかもしれません。
けれど、これ自体は、それほど不思議なことではありません。
一般に、観点別評価のABCと、通知表の1〜5はこのような関係にあると言われています。
到達度 | 観点別評価 | 評定 |
90%以上 | A(十分満足できる) | 5 |
80%以上90%未満 | 4 | |
80%未満50%以上 | B(概ね満足できる) | 3 |
20%以上50%未満 | C(努力を要する) | 2 |
20%未満 | 1 |
この表で一目瞭然ですね。
要するに、観点別評定で「A」がついていたとしても、それは「5」に相当するものないことがある、と言うことです。
ましてや美術のような作品や技能を評価する教科では、定期テストが90点を超えていても、観点別評定で「A」がついていても「4」がつくのは往々にしてあるでしょう。
別にこの成績表を持ってきた生徒が文句を言ったわけではないですが、この現象をもってして「評定が厳しくなった」は、やはり的外れです。
特に広島では、高校入試における内申点の比重が落ちてきたように感じます。
現行制度では、入試(学力検査)の平均点が下がってきたことから、
中2以下では制度そのものが変更されていくことから、
特に上位校に進学するためには、学力そのものをきちんと上げていくことが大切になってきました。
本人がこだわりを持つのは大切ですが、
こだわり過ぎて余計な不満は持たない方がいいですね。
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