今日は、中学1年生の子たちに模試の答案を返しながら一人5分〜10分のショート面談を行なっていました。
普段はもっと時間を費やすのですが、
今日は時間の都合上、ショートバージョン。
(来年度はもっと面談の時間が取れる時間割を構築しようと思います)
塾の先生をやっているとついつい忘れがちになるのですが、
彼らはただ勉強に集中するには、
あまりに多感な時期を過ごしています。
勉強が大事だとは分かっているけど、
それ以上に大切な悩みごとを抱えています。
一人ひとりから話を聞いていると、
その悩みはまさに十者十様。
悩む内容も角度も一人ひとり違います。
そもそも悩みのジャンルからして違うのです。
そうした悩みを聞きつつも
私がするのは解決策を提示することではありません。
そんなことは無理な話です。
ちょっと話を聞いただけの私がパッと解決策を提示できるなら、
彼らは悩んでなんかいないでしょう。
私の役割は話を聞くことで、彼らに少しでも楽になってもらうことです。
場合によっては、ちょっと視点を変える話をすることもあります。
伝えたいメッセージは一つです。
「この塾は君たちにとって味方となる場所で、
ここでなら色々な悩みを安心して吐露してもいいよ」
それだけです。
悩みそのものを解決することなんてなかなかできないけど、
彼らの心の負担を軽くすることはできます。
え?
そんなの塾の役割じゃないって?
そうでしょうか?
塾が安心して悩みを吐露できる場所なら、
それだけで学力なんて上がる気がしています。
Moveは平均偏差値60を超える集団を育てることを目指しており、
ここ5年ほどは実際に中3生の平均偏差値は60を超えているのですが、
そのためにも彼らが塾が安心・安全を感じる場でありたいと願うのです。
というより、
それが根底にない塾で
何やっても無駄でしょう。
まずは、
Moveが彼らにとって、そういう場所であることをこだわりを持って目指します。
コメントをお書きください