今日から新年度ですね
今日は4月1日。
新しい年度がスタートしましたね。
改めて、進学・進級した皆様、おめでとうございます。
今年度が、皆様にとって本当に素敵な年になることを願っています。
Moveは、と言うと、エイプリルフールもお花見も関係なく、春期講習の終盤戦に突入です。
復習や予習がゆったりとできる期間もあと数日です。
しっかり頑張っていきましょう。
文章が長い
さて、今日は英語や国語の長文の読み方についてです。
先日、私が所属している学習塾研究会のSNSに、こんな話題が載っていました。
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英語の授業で、
ある生徒が、
「文章が長すぎる」と発言しました。
そのあといろいろと話をしてみたら、
模試などでも
「国語も英語も本文が長すぎて読めない」と
言うのです。
じゃあどうしているのか聞いてみると、
問題を見て傍線部の近辺だけ見て
探しているという返答が返ってきたのです。
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あらら。
それは塾の先生としては、がっかりしますね。
こんな解き方を推奨する先生はいないと思います。
私も大反対です。
こんな方法を取っているようでは、偏差値60を超えることはなかなか難しいでしょう。
(55くらいならいけると思います)
こうした方法を部分的にでも採用する生徒は
私の肌感覚で全体の7割くらいに及ぶ気がします。
長文を読み込むだけの「読解体力がない」生徒は思っている以上に多い。
「読解体力がない」とは、同研究会の先生の言葉ですが、
長文を読み込むだけの集中力が続かない状態を指します。
結果、さまざまなことに対する理解も十分に及ばない状態を指します。
あまり喜ばしい状況ではありません。
それでは、
「読解体力」をつける効果的な方法とはなんでしょうか?
いくつかはすぐに思いつきます。
・本を読む習慣をつける
・語彙力をつける
・文法的な知識を身につける
ただ、どれも一朝一夕でできるものではなく、
読解力というのは日々の学習の積み重ねであることがよく分かります。
これまでコツコツ本を読んできた、語彙力を積み重ねてきた人が強いのは明らかです。
そう簡単に追いつけるものではないと申し上げておきます。
(だから、小学生のうちからきちんと本を読んでいて欲しいと願います)
ただ、この手の議論になった時に、上記の解決方法に加えて、
「強弱をつけた読み方をマスターする」
という項目が、
誰からもあがってこないことにいつも首を傾げています。
読書に慣れている人や、読解が得意な人は、無意識にでも必ずやっているはずです。
文章に強弱をつけて読む。
つまり、
大事なところとそうでもないところを瞬時に嗅ぎ分けて、
じっくり読むところと軽く流しながら読むところを区別して読むのです。
もちろん、これをやろうと思えば、
語彙力や文法力の他に、話の展開を理解する力も必要になります。
具体と抽象といった論理構造を知識として知ることも大切ですね。
長文読解から逃げている生徒ができることではないと思いますが、
だからと言って、
読解が得意な人がみんな文章全てを等しく集中して読んでいるかと言えば、
そうでもないと思うんですけどね。
強弱をつけた読み方をマスターするから、長文でも理解しながら読めるのです。
即効性のある解決策ではなくちょっと申し訳ないのですが、
イメージを少しでも書き換えてもらえればと思い、記しておきます。
【このブログを書いた人】
(写真はケーブルテレビ入試解答速報出演時のもの・筆者右側)
進学空間Move塾長 宮脇慎也
27歳まで広島大学大学院の博士課程に在籍し、塾業界に飛び込む。2013年に進学進学空間Moveを設立。個別演習×キャリア教育の二本立てで、理想の塾を追求する。妻と小学生の息子との3人暮らし。
趣味は広島発祥のマイナースポーツ・エスキーテニス
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